今回はPG UNLEASHED 1/60 νガンダム(PGU νガンダム)の製作記事です。
1/60サイズでパーツ数も多い大型キットなので、全塗装はせずに成型色を活かした部分塗装で仕上げることにしました。
テーマは「ロールアウト直後のνガンダム」です。
内部フレームの筆塗りの部分塗装とスミ入れトップコートでの質感分けの3つです。
- 成型色を活かし、部分塗装だけで仕上げたPGU νガンダムの完成作例
- メタリックマーカーとシタデルカラーを使い分けた、内部フレームと装甲裏の塗り分け
- 内部フレームは半光沢、外装はつや消しにしたトップコートの質感分け
完成ギャラリー





仮組みと完成の比較
塗装前後の変化が分かるように、仮組みと完成を同じ向きで並べました。



今回の制作テーマ
工場から出たばかりの清潔さと大型機の重厚感は、ツヤの違いで作り分けました。
外装は光を吸うつや消しで大きな装甲らしく見せ、内部フレームは鈍く反射する半光沢にして機械らしさを残しました。
色を足したのは、フレームのパイプや装甲の裏側、外装のモールドなど「点」の部分と、スミ入れの「線」だけです。
塗る場所と質感を選べば、成型色のままでも1/60の重厚感は出せる。

仮組みだけでもかなりの作業量と時間がかかりました。さすがはパーフェクトグレードです。
適用したテクニック
1. メタリックマーカーで内部フレームを部分塗装
内部フレームは、メタリックマーカーで部分的に色を足しました。
フィン・ファンネルと本体のパイプ部分は『ガーレリ メタリックマーカー Red Copper』で塗り、フレームの各所には同じシリーズの『Dark Steel』と『Zirconium Black』を使いました。
成型色のフレームに金属色が混ざることで、外装のすき間から見える部分に機械らしい密度が出ました。




2. シタデルカラーで装甲の裏打ちとスミ入れ
外装装甲の裏側は、『シタデルカラー Mechanicus Standard Grey』で筆塗りしました。
大型キットは装甲裏が見えやすいので、裏打ち塗装しておくとカッコよくなると思います。
外装パーツのモールドのアクセントには『シタデルカラー Mephiston Red』を使い、スミ入れは『シタデルカラー Nuln Oil』で行いました。





装甲の裏打ちは量が多いので、終わったと思っても一度見直して塗り残しを確認しました。
3. トップコートで質感を分ける
内部フレームは『ガイアノーツ Ex-セミグロスクリアー プレミアム』で半光沢に仕上げました。
外装パーツは、デカールを貼ったあとに『ガイアノーツ Ex-フラットクリアー プレミアム』でつや消しにしています。
シルバーのパーツは当初光沢にする予定でしたが、制作の途中で半光沢に変えました。
外装とフレームのツヤを変えることで、同じ成型色仕上げでも「装甲」と「機械」の違いが分かりやすくなりました。


うまくいった点
いちばん効果を感じたのは、外装とフレームでトップコートのツヤを変えたことです。
外装はつや消しの装甲、フレームは鈍く光る機械として見え方が分かれました。
もうひとつは、バーニア部のオレンジのクリアパーツに『ガイアノーツ 蛍光レッド』を重ねたことです。
オレンジの色味を残したまま赤みが加わり、狙いどおりの発色になりました。





クリアパーツは、赤みのあるオレンジにうまく仕上がりました。狙いどおりの発色です。
デカールは枚数が多く、何枚か少しよれてしまいました。
それでも遠目では目立たないところまで直せたので、そのまま進めています。


塗装レシピ(今回の使用色)
| カテゴリ | 塗料名 / 商品名 | 仕上げ・用途 | 注意点・メモ |
|---|---|---|---|
| フレーム部分塗装 | ガーレリ メタリックマーカー Red Copper | フィン・ファンネルと本体のパイプ部分 | マーカーで部分塗装 |
| フレーム部分塗装 | ガーレリ メタリックマーカー Dark Steel | 内部フレーム | マーカーで部分塗装 |
| フレーム部分塗装 | ガーレリ メタリックマーカー Zirconium Black | 内部フレーム | マーカーで部分塗装 |
| 裏打ち | シタデルカラー Mechanicus Standard Grey | 外装装甲の裏側 | 筆塗り |
| 部分塗装 | シタデルカラー Mephiston Red | 外装パーツのモールドのアクセント | 筆塗り |
| スミ入れ | シタデルカラー Nuln Oil | 外装のスミ入れ | 組み上げた状態で実施 |
| クリアパーツ | ガイアノーツ 蛍光レッド | バーニア部のオレンジのクリアパーツ | 赤みのあるオレンジに |
| バーニア焼け色 | Mr.クリアカラーGX ディープクリアブルー | バーニア先端側 | 金属パーツの上に塗装 |
| バーニア焼け色 | ガイアノーツ クリアイエロー | バーニア根元側 | ブルーへの重なりに注意 |
| バーニア焼け色 | タミヤ エナメル クリアオレンジ | ブルーとイエローの間 | 最後に塗る |
| トップコート | ガイアノーツ Ex-セミグロスクリアー プレミアム | 内部フレーム(半光沢) | 分解して吹く |
| トップコート | ガイアノーツ Ex-フラットクリアー プレミアム | 外装パーツ(つや消し) | デカール貼りの後に吹く |
トップコートのツヤの選び方は、こちらの記事でまとめています。


【失敗】バーニア焼け色でクリアカラーを重ねすぎました
バーニアの金属パーツは、焼け色のグラデーションに挑戦しました。
先端側に『Mr.クリアカラーGX ディープクリアブルー』、根元に向かって『ガイアノーツ クリアイエロー』を重ね、青と黄色の間に『タミヤ エナメル クリアオレンジ』を塗っています。
ところが、クリアイエローがブルーの上にかかりすぎ、青く見せたかった部分が緑色寄りになりました。





青の部分が緑っぽくなってしまい、少し惜しい仕上がりでした。全体としては許せる出来としてこのままにしました
次は、青と黄色がなるべく重ならないように塗り分けてみます。
まとめ
外装にトップコートを吹き、バーニアとシールを仕上げて、PG UNLEASHED νガンダムが完成しました。
フレームのメタリック塗装と外装・フレームの質感分けだけで仕上げられたのが、一番の収穫です。
課題は、バーニアの焼け色が納得の行く感じにならなかったことです。





大型キットを前に全塗装をためらっている方は、まず部分塗装とトップコートから始めてみるのもいいと思います!
それでは良いガンプラライフを!















