【ガンプラ製作】MGボール MS08小隊版「成型色ウェザリング」ダメージ加工とシタデルカラーで魅せる

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今回はMGボール(08小隊版)の製作を進めていきます。

当初は張り切って全塗装の準備をしていましたが、途中でふと思いました。

「成型色のままでも、汚しを入れれば十分カッコいいのでは?」

そこでプランを変更。「成型色仕上げ(簡単フィニッシュ)」に切り替え、その分ダメージ加工やウェザリングに手間をかけることにしました。

完成形は「拠点防衛を何とか成功させたベテランパイロットの機体」。成型色をベースに、ウェザリングとダメージ加工で仕上げていきます。

彩度を落とした「リアルタイプカラー」をイメージして、派手さよりもリアルな重厚感を目指しました!

目次

完成品

完成品正面
完成品背面
完成品上面

ダメージ加工:リューターで弾痕を刻む

戦場を潜り抜けてきた機体には、傷がつきものです。
今回は電動のリューターやスクレーパーを使って、装甲に被弾したような「弾痕」を刻んでみました。

リューターでの弾痕跡

削った部分は、あとで塗装することで焦げたような表現になります。

大胆に削るのが勇気がいりますが、やってみると楽しいです!

シタデルカラーで部分塗装

バーニアや細かいモールドは、筆塗りで塗り分けました。
使ったのは、隠蔽力が強くて扱いやすい「シタデルカラー」です。

シタデルカラー塗装箇所

『シタデルカラー Mephiston Red』(赤)
『シタデルカラー Abaddon Black』(黒)

はみ出しても修正しやすいのがシタデルの良いところです!

ウェザリング:深みと使用感を出す

ここからが本番です。
新品のプラスチック感を消して、戦場の空気感をまとわせます。

手順は以下の通りです。

1. 半光沢クリアーでコート(重要!)

まず全体を半光沢クリアーでコートします。
これは次の工程で使う「Nuln Oil」を綺麗に流すための下地作りです。ツルツルのままだと弾いてしまったり、定着しなかったりします。

ウォッシングする場合はリカバリがしやすい半光沢クリアでコートしています

2. ウォッシング

『シタデルカラー Nuln Oil』を使ってウォッシングします。
全体に陰影がつき、オイル汚れのような風合いが出ます。

Nuln Oil」はすごくいいです!
これを塗るだけで、一気におもちゃ感が消え失せます。

3. スス汚れの表現

深く削ったダメージ箇所などに、ガイアノーツのエナメル塗料 すすを点付けして「すす」を表現します。
焦げたようなリアリティが出ます。

エナメル塗料での弾痕跡を表現

4. チッピング(塗装剥げ)

『タミヤ エナメル クロームシルバー』を使い、ドライブラシの要領でエッジに擦り付けます。
装甲の角が擦れて塗装が剥げたような表現になります。

5. 仕上げ

最後に『ウェザリングマスターBセット』の「すす」を全体にまぶして馴染ませます。
これで全体のトーンが落ち着きます。

塗装レシピ(今回の使用色)

カテゴリ塗料名 / 商品名仕上げ・用途注意点・メモ
部分塗装シタデルカラー Mephiston Redバーニア内部筆塗りでアクセントに
部分塗装シタデルカラー Abaddon Blackモールド、機構部引き締め色として使用
ウォッシングシタデルカラー Nuln Oil全体の陰影・オイル汚れ要下地コート
スス表現ガイアノーツ エナメル塗料すすダメージ箇所深く削った部分に点付け
チッピングタミヤ エナメル クロームシルバーエッジの剥げ表現ドライブラシで擦り付ける
仕上げタミヤ ウェザリングマスターB全体の質感調整「すす」を全体にまぶす
トップコートガイアノーツ EXクリア(つや消し)最終仕上げ全体のツヤを整えて完成

まとめ

最後に「ガイアノーツ EXクリア(つや消し)」を吹いて完成です。

MS(モビルスーツ)ではないボールですが、独特の魅力がありますね。
ただ、ポージングに関しては正直苦戦しました。
手足がない分、どう魅せるかが難しい…!

『手を加える』ことも大切ですが、
『あえて素材を活かす』こともまた一興です。

それでは良いガンプラライフを!

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