「ガンプラを素組み以上にカッコよくしたいけど、全塗装は難しそう…」と感じている方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、成形色を活かしながら手軽にディテールアップできる部分塗装です。
この記事では、筆塗りで行える簡単な部分塗装に絞って、ガンプラの完成度を格段に引き上げるテクニックを解説します。
- 全塗装は不要!最小限の手間で完成度は劇的にアップする!
- 成形色を活かして「情報量」を増やし、リアルな質感を加えるテクニック
- バーニアやシリンダーなど、輝かせる「4つの厳選ポイント」
なぜ「部分塗装」が効果的なのか?
ガンプラは素組み状態でも非常に高い完成度を誇ります。しかし、メカニカルなディテール(動力パイプやバーニアなど)を塗り分けることで、プラスチックの質感がリアルな金属の質感に変わり、情報量が格段に向上します。
この「情報量」こそが、完成品をよりリアルで、深みのあるものに見せる鍵となります。
筆塗りでOK!おすすめ部分塗装ポイント
1. バーニア・スラスター

MSの象徴とも言えるバーニアは、部分塗装の効果が最も分かりやすいパーツです。
- 塗装箇所: ノズルの外側と内側
- 使用塗料例:
- 外側:メタリック系のシルバー、ガンメタルなど
- 内側:レッド、クリアーオレンジなど
- 効果: ガンメタルなどで金属の質感を加えるだけで、一気にメカニカルな説得力が増します。



2. 動力パイプ・シリンダー




関節や装甲の隙間から覗くパイプやシリンダーも絶好のディテールアップポイントです!
- 塗装箇所: 脚部や腰部の動力パイプ、腕や脚の関節シリンダー
- 使用塗料例: ゴールド、カッパー、メタリックレッドなど
- 効果: 普段は目立たない部分ですが、動かした際にキラリと光る金属色は、MS全体の密度感を高めます。






3. 各種センサー・カメラアイ




MSの「目」にあたるセンサー類は機体に生命感を吹き込む重要な部分です!
- 塗装箇所: 頭部やライフルのセンサー、クリアパーツの裏側
- 使用塗料例:
- クリアパーツ裏側:メッキシルバー
- センサー本体:蛍光グリーン、蛍光レッドなど
- 効果: クリアパーツの裏にシルバーを塗るだけで光の反射率が上がり、輝きが増します。蛍光塗料を使えば、ブラックライトで発光させる楽しみ方もできます。












4. 装甲の凹モールドやダクト




広い面積の装甲にある細かいモールドを塗り分けることで、単調さをなくし、立体感を強調できます!
- 塗装箇所: 装甲の凹ディテール、ダクト内部など
- 使用塗料例: グレー系、レッド(差し色)など
- 効果: 本体色より少し濃い色(または薄い色)で塗り分けることで、自然な形で情報量が増え、全体の印象が引き締まります。






塗装をきれいに仕上げるコツ
- 塗料の選定
水性塗料を使うと筆塗りしやすく修正したい場合でも拭き取りが簡単です。
エナメル塗料も良いですがリタッチする場合にパーツ割れに注意です。




初心者の方には水性塗料かガンダムマーカーをおすすめします!






- 表面処理(任意)
ゲート跡やヒケを400番→600番→800番といった順でヤスリがけを行い、表面を整えることで塗装しやすくなります。
- 筆の使い方
筆の根元までベッタリつけないこと。穂先の半分くらいまで塗料を含ませ、塗料皿のフチで量を調整する。
塗るというより「塗料を置いてくる」イメージで。パーツのエッジから中央に向かって、一定方向にスッと筆を動かす。
- マーカーでの塗装
「直塗り」と「皿に出す」の使い分けをする。
「直塗り」は広い面などを素早く簡単に塗りたい時は有効です。デメリットはムラになりやすいことです。
「皿に出す」場合は細部を塗るときやムラを抑えたいときに有効です。デメリットは筆や皿の準備が必要なので時間がかかることです。
まとめ
部分塗装は、塗装の経験が少ない方でも、最小限の道具と手間で始められる効果的なディテールアップ術です。
今回ご紹介したテクニックを参考に、まずはワンポイントからでも試してみてはいかがでしょうか。ほんの少し手を加えるだけで、あなたのガンプラはきっと見違えるようにカッコよくなるはずです。
ぜひ、あなただけの「こだわり」を加えて、製作を楽しんでください。




部分塗装で製作した記事も参考にしてみてください!












それでは良いガンプラライフを!