前回の塗装編に続き、今回はMGガンダムヴィダール製作の完結編をお届けします。
この記事では、仕上げに使用したトップコートの紹介から、完成したヴィダールの写真、そして製作全体の振り返りまでをまとめてみました。

- コンセプトは「阿頼耶識Type-E発動」 機体の設定を掘り下げ、「蒼」を基調としたオリジナルカラーで表現。
- 光沢と半光沢を使い分ける「質感コントロール術」 パーツの役割に応じてトップコートを変更して金属部には光沢、装甲部には半光沢を使い分け作品にメリハリと深みをプラス。
- 情報量と立体感の向上 色の塗り分けだけでなく質感の対比を意識することで、作品全体の情報量を増やし、より立体的で見ごたえのある仕上がりを表現。



仕上げ トップコートで質感を変えて表現
塗装後に施すトップコートは、塗膜を保護するだけでなく、作品の最終的な質感を決定づける重要な工程です。今回はリアリティと特殊塗料の輝きを両立させるため、2種類のトップコートをパーツによって使い分けました。
光沢仕上げ
塗料: ガイアノーツ EX-03 EXクリアー
対象パーツ: ガンダムフレーム全体、プリズムブルーブラックで塗装した外装パーツ




フレームの金属的な質感や、プリズムブルーブラックの持つ色変化を最大限に引き出すことを狙いました。






半光沢仕上げ
塗料: ガイアノーツ EX-10 EXフラットクリアープレミアム
対象パーツ: 上記以外の外装パーツ(ミリオンブルー部など)




装甲の質感を少し落ち着かせ光沢パーツとの対比で、作品全体にメリハリをつけることを目指しました!






MGガンダムヴィダール オリジナルカラーVer.完成ギャラリー




阿頼耶識Type-Eが発動状態をイメージして「蒼」をコンセプトとした完成品です!



光沢と半光沢の質感を対比させ、情報量を増やすことを狙いました。




異なる仕上げの組み合わせが、全体の立体感を引き立てます!
















MGヴィダールは可動域が広く塗装後もダイナミックなポージングが可能です



フレームは複数のメタリックカラーで塗り分け、単調にならないよう工夫しました。




シリンダーのメタリックブルーや、関節部のゴールドが良いアクセントになったと思います!









まとめ
MGガンダムヴィダール オリジナルカラーVer.これにて完成です。 今回の製作でこだわったのは、「阿頼耶識Type-E発動」をイメージした「蒼」のコンセプトと光沢と半光沢のトップコートを使い分けた「質感による表現」でした。
色を塗り分けるだけでなく、ガンダムフレームの「青みがかった鉄色」や、プリズムブルーブラックによる深みのある装甲表現など、全体の統一感を意識しつつも、各所にこだわりを詰め込んでいます。
フレームの金属感を出したい部分には「光沢」を、装甲部には「半光沢」を、というように質感をコントロールすることで作品に深みが出るようにしました。特にプリズムブルーブラックのような特殊な塗料は、光沢コートで仕上げることでその魅力が最大限に引き出せると改めて感じました。




この記事が「色だけでなく、質感もデザインする」という楽しみ方の参考になれば嬉しく思います。
それでは良いガンプラライフを!


