今回は、MGガンダムヴィダールを製作します。 キット標準のカラーリングも素晴らしいですが、今回は阿頼耶識Type-Eが発動状態をイメージして「蒼」をコンセプトとして、オリジナルカラーで塗装に挑戦します。
本記事(塗装編)では、なぜこのカラーリングに至ったのかというコンセプトから、具体的な塗装レシピまでを詳しく解説していきます
- “阿頼耶識Type-E発動”をイメージしたオリジナルカラー塗装レシピ
- スターブライトアイアンにクリアブルーを重ねて「青みがかった鉄色」のフレーム表現
- 各種塗料を適材適所に使い分け、情報量を格段に引き上げる塗装

仮組み
MGガンダムバルバトスとほぼ共通のガンダム・フレームが採用されているので余剰パーツは多めです。







無塗装でもこのカッコよさ!



目立つ合わせ目はほとんどないと言って良いぐらいないです。



バックパックのエイハブ・リアクターはクリアパーツとシールで再現。この辺りの構造も、塗装でどう「魅せるか」の考えどころです。



塗装レシピ
使用した塗料
ガイアノーツ
- サーフェイサーEVOブラック(下地)
- スターブライトアイアン
- ガンメタル
- プリズムブルーブラック
- NAZCAミリオンブルー
- ブライトレッド
- 蛍光ピンク
- ニュートラルグレーI
Mr.カラー
- GXメタルダークブルー
- GXディープクリアブルー
シタデルカラー
- メフィスンレッド
タミヤ エナメル
- ジャーマングレー
GAAHLERI水性メタリックマーカー
- SCORCHED GOLD
- DARK IRON
- DARK STEEL
- ALUMINIUM
- RED COPPER
下地
全パーツ共通 ガイアノーツ サーフェイサーEVOブラック
上塗りするメタリックカラーの発色を引き出すために黒下地を選択しました。









ガンダムフレーム
まずフレーム全体にガイアノーツのスターブライドアイアンを塗装。 その後にMr.カラーのGX-ディープクリアブルーを薄く重ね吹きしました。
こうすることで少し青みがかった鉄色にしてみました。



シリンダー部やリアクターはMr.カラーのメタルダークブルーを塗装しました。




アクセントとしてメタリックの青で塗装をしてみました!



装甲 武装類
メインカラーである青のパーツには、ガイアノーツのNAZCAミリオンブルーを選択。黒下地の上からでも濁ることなく、鮮やかに発色してくれます。



赤のパーツはガイアノーツ ブライトレッドを使いました。
白のパーツはガイアノーツ ニュートラルグレーIでややグレーよりのホワイトで塗装してみました。



黒のパーツはサーフェイサーEVOブラックそのままにしました。



ライフルなどのパーツは重厚感を出すためにガイアノーツ ガンメタルで塗装です。






ダークグレーのパーツをガイアノーツのプリズムブルーブラックで塗装。「蒼」をコンセプトにしているので青く光る黒い塗料のこの色を使ってみました。



部分塗装 スミ入れ
ゴールドのパーツはGAAHLERI水性メタリックマーカーのSCORCHED GOLDで塗装です。
ガンダムフレームのスミ入れはタミヤスミ入れ塗料のブラックで塗装です。






ガンダムフレームのパイプ部はGAAHLERI水性メタリックマーカーDARK STEELで塗装しました。









外装装甲はシタデルカラー メフィスンレッドとタミヤ エナメル ジャーマングレーを筆塗りで塗装しました。



タミヤ エナメル ジャーマングレーでスミ入れをしています。



プリズムブルーブラックで塗装したパーツにはGAAHLERI水性メタリックマーカー RED COPPERを使いました。



次回 完成レビュー
今回はMGガンダムヴィダールの塗装編として、「阿頼耶識Type-E発動」をイメージした「蒼」のコンセプトを塗装レシピと共に解説しました。
スターブライトアイアンをベースに、GXディープクリアブルーを重ねたフレームの「青みがかった鉄色」や、プリズムブルーブラックによる深みのある装甲表現など、全体の統一感を意識しつつも、各所にこだわりを詰め込んでいます。単に色を塗るだけでなく、「なぜこの色なのか」というコンセプトを明確にすることで、塗装のモチベーションも、完成時の説得力も格段に向上するはずです。
ラッカー、エナメル、水性マーカーと、様々な塗料を適材適所で使い分けることで、より複雑で情報量の多い仕上がりを目指しました。この記事が、あなたがオリジナルカラーに挑戦する際の「作戦マニュアル」の一つとして参考になれば幸いです。
次はいよいよ、デカールとトップコートによる仕上げ、完成レビューです。
それでは良いガンプラライフを!


